同朋の会 9月24日
清沢満之に学ぶ 「満足のこころ」
吾人の時の上において過去現在未来の三つを認める。
その中現在の関係が二つ立つことである。
過去に対する現在と、未来に対する現在とである。
すなわち過去に対する現在は、必然的の現在であるが、未来に対する現在は、自由的の現在である。
吾人が事に満足することことを得ないのは、事物の真相を知らぬから起きることが多い。
執着すべからざるものに執着し、欲望すべからざるものを欲望するが為に、満足できぬことが多い。
よくよくその事物の真相が分かり見れば、もはや欲望するに及ばぬ、欲望するに足らぬこととなる。
執着と欲望が停止すれが、現在のありさまで充分である。
決して不足がないと満足できることである。
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精神主義を、真剣に勉強すべきだった、読み飛ばした。勉強しなかったこと、それを後悔しても始まらないことになる。「過去に対する現在、未来に対する現在」
乏しい学習の過去に、現在に満足し未来に希望を持とう、学習しろ!と、いうことかもしれない。
松岡駐教導先生の現代語訳、とても、読みやすく理解できます。
次回の講義が楽しみです。ありがとうございました。